広角ズームレンズに、PLフイルターを使用する。


PLフィルターについて
測光や測距のセンサーまでの光路にハーフミラーを使用しているデジタル一眼レフカメラは、通常の偏光フィルターを使うと測定誤差がでるので円偏光フィルターを使用しなさいと説明している。
ならば通常の偏光フィルターをミラーアップした状態、つまりライブビュー撮影ならどうなんだという問題はありますが、それはさておき・・・




ニコンズームレンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDにPLフイルターを使用する。


市販しているサーキュラー(円偏光)フイルターで最大112mm径があるも非常に高価なので、試写の為にはとても買えない、当然作ります。
とりあえず今回は持ち合わせの板状の偏光板で試写しました、 板状の円偏光板もあるが高価です。



ニコンD3(フルサイズ)に取り付けています。
レンズ外径が98mmもあり花形の固定フードが組み込まれています。
当然、対応できるフイルタはありません、どうしてもPLフィルターが取り付けたくての試作です。







古い大型カメラ用レンズフードの内面を研磨し改良しました。
フードの外形は150mmです。






左は170mm角に切った偏光板です。





レンズにフードを取り付けた写真



フードの平面に板状のPLフイルターを被せても、レンズ先端が当たらなくなるまで調整研磨しています。





偏光板を1枚被せた写真
偏光板を回転させ効果を見ながら撮影します、2枚重ねるとより効果的です。






フルサイズカメラの14mm側で撮影
逆光状態での撮影です、方向によってはPL効果が無い時もあります。



フルサイズカメラの14mm側で撮影

上の2枚ともPL板を1枚使用しての撮影です、とりあえず四隅にケラレが無いことが確認できた。
PL効果はそれなりにあり、2枚重ねるとより効果はあります、2枚重ねた撮影は後日まとめてレポートします。
また偏光板だけでも一般撮影の反射物の除去も出来ます。
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最高に素晴らしいレンズですが残念ながら、このレンズは訳あって手放したので、これ以上のデーターはとれません。                                    2014,5,15


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